今大会は前検日の2日前、練習中に落車し手負いの状態で参加した。その割にはカマシを中心に大健闘し最終日はしっかりと白星締め。シリーズ3連対を果たして終幕した。

「前検日は不安が強かった。でも日に日に動けるようになっていたし力を出し切れました。最終日の特別優秀クラスは(相手が強くなるから)警戒網が薄れる。そこをラッキーでまくれているだけですね。高松宮記念杯の最終日もそうでした。今後は警戒されている中でも1着を取りたい」

　今ではG戦線のレギュラーを張り上位クラスとも真っ向勝負を演じている。今は成績の浮き沈みもあるが、昨年の競輪祭で初のGI決勝を経験するなど着実に地力をつけている。同県の後輩には8月に初のGI制覇を達成した眞杉匠もおり周囲の環境も充実。まだまだ伸びる要素はたくさんある。(netkeirin特派員)