2023/09/16(土) 19:45 0 17
二次予選の犬伏は坂井洋に終始フタをされかなり苦しい展開。最終バック手前で誘導を使いながら逃がされる形となっていた浅井-南の内から行く形で、先捲りを放った嘉永を捕らえての1着。見ている記者もヒヤヒヤしながら見ていたレースだった。
レースを終え、共同記者会見場に現れた犬伏は「本当は主導権を取りたかった」とまずはひと言。
「坂井洋さんの(フタをする)動きが長くてしんどかった。フタをされる展開もあるとは思ってはいたけど、切って僕待ちかなとも思っていたので、ここまで長引くのは予想外でした」。
「引いてのカマシだとラインで決まらないし、引かずに勝負しようと思った。(前団の)浅井さんだけを見て、内が空いた瞬間にすかさず行った。ただ、重かったので車の出は悪かったです。それでも自分のスピードは思ったより悪くないのかなと。1着を取れればいいかなと思いながら踏みました。脚自体は動いているし悪い感じはない」
結果は1着だが、最終バック手前でゴチャついたこともあり、後ろの小倉は追い切れなかった。そのこともあったからか、最後には「ラインで決まるように走りたい。そのためには色んなパターンで考えていかないといけないですね」と締め括った。
準決勝は11Rで犬伏-清水の並び。二次予選で出し切れなかった分も、若き大砲・犬伏湧也の走りに期待したい。(アオケイ・宮本記者)