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【松山競輪】巧妙な駆け引きで優位に運ぶ九州勢は老練だ

2021/06/07(月) 10:30 0 1

松山競輪場のミッドナイト「チャリロト杯」が7日に最終日を開催する。決勝8Rの九州コンビに話を聞いた。

那須久幸(左) と池田浩士(右)、決勝メンバーの顔触れを見て何やら熟考の様子

 那須久幸池田浩士は決勝メンバーが出揃うと2人でしばし熟考。すべては中国トリオ(藤井将・山本奨野崎将史)の出方次第だった。2人は話し合う中国勢の元へ"あわよくば別でやってくれビーム"を出しながら、じりじりと接近。藤井と野崎-山本の岡山コンビが別線になることを望んだ。

 野崎が「自力で勝ち上がれているし、今回は藤井君とは別でやります」とコメントすると、那須は身を乗りだしたいところを抑え、あえて平静を装い「おっ、別なんや? 行かんなら(藤井に)行くぞ! 」と野崎に伝えた。

 しかし、ヨコの池田が「ん? 行くぞって誰が(番手で)いいて言うた? 」と那須に注文を付けた。一瞬、その場がひやりとした。これが九州なのかと、興味津々にやりとりを眺めていたら、那須は池田に「見てた? オレの準決の脚(笑)」と応酬した。池田は思わず吹き出して「見た、見た。あんだけバック踏んでもくるけん。やっぱすごい」と那須を称えた。

九州勢、一見緊迫しているかと思いきや実は和やかな会議風景

 すべては冗談。両者のできあがっていたやりとりだった。緊迫したシーンにこれから何かひと波乱あるのかと心配してしまったが、そんなことは一切、杞憂だった。(netkeirin特派員)

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