2023/09/10(日) 13:15 0 2
復帰戦の今節は7着2着で決勝へ進出。着だけ見ればパッとしないが、二走ともバックを取る走りで内容は凄くいい。気合の入ったレースで連日見せ場を作っている。
そんな田頭だが、最近は人の後ろを回っていない。準決も南関の後輩である吉竹尚城がいたが、自力でやる拘りを見せた。
「4月の小田原記念で近藤隆司さんと連係した時に、前を回ってバックすら取れなかった。そこから考えることがあって今は人に付けていない。準決みたいなレースが今後目指して行く走り。それで点数が取れないならこのまま終わっていくだけだし、『後ろに付きたい』って思ってもらえるような選手になりたい」
決勝は南関3人の勝ち上がり。神奈川の新鋭高本和也もいたが、話し合いの末に田頭-花田、高本は一人で走ることに。
「A級だと点数があって良い目標を付けてもらえることがあるけど、今は自分でやろうと思っている。ストロングスタイル? いやいや“槍一本”って言うみたいです(笑)」
近況はなかなか波に乗れていないが、覚悟は決まっていた。まずは地元の決勝戦で上昇にキッカケを掴む。(アオケイ・石濱記者)