高木真備さんにとって滝澤正光氏は、競輪学校在学中の校長先生だった。

「滝澤先生に会うのは卒業式以来。私のことを覚えてくれているのかすごく心配で…」と真備さんはドキドキしながらこの日を迎えたようだ。すると滝澤氏は「もちろん覚えてますよ。キレのいいダッシュのカマシ先行をしていたし、素質はあった。強くなるんだろうなって見ていました」と当時を回顧した。

　また真備さんは滝澤先生との一番の思い出について「第二回のトーナメントで逃げ切り優勝したんです。先生から賞状をいただく時に『途中でダメかと思ったら最後まで粘れていた。タヌキ先行』って言われたのをすごく覚えています。私、タヌキなのかぁって(笑)」と語ると、滝澤氏は「駆け方が上手って意味で行ったんです」と頭をかいた。

　その後も久々に会ったとは思えない息の合ったトークで集まった多くのファンを楽しませた2人。滝澤氏、真備さんともに名輪会に所属しており、またこのコンビのトークショーがどこかであるかもしれない!?(netkeirin特派員)