英国のグラスゴーで開催された世界選手権に出場して11日に帰国。中野慎詞とともにGI初出場の太田海也が2日目3Rで積極策に出て、ラインの山田庸平が差してワンツー決着。

「初手は後ろ中団を想定していたけど、後ろ攻めになった。それでも冷静に走れました。レース前は凄く緊張したんですけどね。自転車競技で、自転車に乗りながら周りを見られるようになったのが競輪にも生かされている。自分の中では自分のペースでずっと行けたと思ってる。欲を言えば、もう少し全体のラップタイムを上げて行ければ上でも戦えると思う」

　海外遠征後になるが動きは軽快そのもの。マークした山田からも「太田君が強かった」と賞賛する言葉が出た。

「体の状態はいい。あとは時差ぼけですね。西武園は初めてだけど、先行出来たのは良かった。ここからも一戦一戦、自分がやりたい走り、力を出し切って頑張りたい」

　前検日には「決勝まで勝ち上がりたい」と意気込みを語っていた。3日目の一次予選2でもワールドクラスのスピードを発揮する。(netkeirin特派員)