2025/03/01(土) 11:00 0 0
このレースは鈴木陸来と小池千啓の二分戦。どちらも前期のS級でも奮闘していたようにA級上位の機動力を持っているが、鈴木が小池を叩いて主導権を握り、最後は高橋雅之が番手差しを決めた。高橋もS級だった前期終盤から調子を上げており、A級では一格上の存在。実際に小池のまくりを絶妙な牽制で阻んで鈴木を2着に残した。
「陸来は東日本のA級選手の中でもトップクラスの選手だと思うし、屈指の存在。その番手で仕事をできたのは収穫だと思います。良くない時だと付いていていっぱいになるので。陸来には『中部勢が付いてくれて4車になったし、もし飛びつかれて後ろを競らせてでもいいから(4番手で構えるより)前に出た方がいい』とは言ってありました。それを実践できる力があるし、やっぱり強いですよ」
元々、先行選手からの信頼が厚い熱血マーカーで、的確なアドバイスを送ることも多く高橋を慕う自力選手は多い。難病を抱えているため調子にムラがあるが「最近は良いレベルで安定している」と格上の走りを見せている。1日の準決3Rは添田龍児の番手から上位をうかがう。(netkeirin特派員)