前回の青森FIを制しS級最年長優勝の記録を更新した内藤宣彦が、補欠5番手から繰り上がった。

「繰り上がりの連絡は前検前日の夕方にもらいました。いやー、まさか走れるとはビックリですよ。千葉で練習しようと思っていたので自転車を送っちゃっていたから、慌てて手配しました(笑)。とにかく今は流れが良すぎる。怖い怖い(笑)」とあまりの流れの良さに苦笑い。

　とはいえ、もちろんツキだけでは優勝することはできず、またしっかり結果をを残していたからこそ繰り上がることもできたのだから立派だ。

「年を取ってからは、S級最年長優勝は目標にしていました。何かしら名前を残したいなとは思っていたので。会う人、会う人に『おめでとう』って言ってもらえるのもうれしいですね。次はS級1班の最高齢を目標にしたいなと。点数の高いGIに出られるのは大きいし、一戦一戦頑張りますよ」

　オープニングレースで52歳の大ベテランがいぶし銀の走りを見せる。(netkeirin特派員)