「通算200勝はそこまで意識していなくて、自分の前の11レースで雄吾さんが3着だったので、自分が3着をしたら雄吾さんが落ちてしまうと思っていました。だから、せめて2着までには入らないと、とレース前に考えていましたよ」とあくまでも、発走前は決勝メンバーのことを考えていたことを強調。

「レース中はしんどかったので、騙し騙し。最終バックで正直メチャクチャきつかったけど、感触的に乗り越えればアタマまであるかなと。それで踏ん張りが効いて捲り切れましたよ。結果的に200勝できて良かった。でも競輪選手として次を見据えて300勝を目指していかないと」と新たな目標を設定。

　そんな中でも「半年くらい前は低迷しちゃって、点数は103点台まで下げちゃっていたから結構その時は凹んでいたんですよ。それでも最近は精神的にも強くなって持ち直してこれた」と表情も明るく語ってくれた。

　いよいよ決勝戦に臨むが「決勝戦は雄吾さんに『豪ちゃんが勝つ競走で一撃決めてくれれば』と言ってもらいました。とにかく2人でワンツーが決まる走りができれば」。(アオケイ・渡辺記者)