2023/08/06(日) 18:00 0 8
出世はめちゃくちゃ早かった南潤。デビューして早々にGIIIを取るなどインパクト大の走りを披露し続けていたが、落車の影響もあり低迷期が長かった。ただ前期に入ってからは安定した成績を残して点数も107点中盤まで回復。
3場所前の取手で話しを聞いた際に「自分の感覚としては落ちていた時と変わらないんですよ。自分は気持ちで成績が左右されてしまうので。メンタル面は少し成長できたかな。FIでは決勝入りすることが増えたけど、G戦での優出が近々の課題」と話していたが、先月の名古屋GIIIで決勝入りを果たし早々に目標を達成。
ただ本人は「決勝は何もできませんでした。単騎での競走が難しすぎて…。先輩達からは『後ろに何人か付いていると思って走れ』とアドバイスを貰ったけど、自分は位置取りとか全然やって来なかったので厳しかったです。改めて、単騎でタイトルを獲ってしまう山口拳矢さんは凄いと思いました」と浮かない顔。
初日は同型の鈴木浩太をぶっ潰す先行策で、番手の伊代野貴照とのワンツーで人気にしっかり応えた。そして勝負の準決勝はシード組の東口善朋との連係。
「まずは東口さんに1着を取って貰うことを第一に。相手はキツいけど、自分も勝ち上がれるように頑張ります」と次走の西武園オールスターに弾みを付けたいところ。(アオケイ・松野記者)