高本は競輪養成所に合格するのに7回の受験を要した努力の人。121期として本デビューしてから丁度1年が過ぎた。そして今期から定期昇級でA級2班に。2班デビュー戦の前場所大宮競輪では2着、1着で優出。そして今回は逃げ切り1着、逃げ残り2着で優出。

　マークした太田真一(埼玉・75期)は「強かった。バックでは1着かと思ったけど、2センターからの踏み直しが凄かったですね」とグランプリ覇者が強さを認めた。本人は「昨日(予選)よりも今日(準決)の方がカカっている感じがした。自信になります」。

　決勝は同県の菅原大也が後ろ。この並びは前走の大宮競輪決勝に続く連係。そのときは別線のカマシの前にバックを奪えなかった反省がある。今回はどんな走りになるのか注目したい。(アオケイ・伊藤博記者)