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【前橋競輪】和泉田喜一「頸椎骨折でやばかった」

2021/06/01(火) 14:30 1 1

前橋ミッドナイト競輪(立川市主催)「Kドリームス杯」は1日、最終日を迎える。4RのS級一般戦を走る和泉田喜一に話を聞いた。

頸椎骨折で2年以上のブランクから復帰した和泉田喜一。まだまだの状態だが走れる喜びを感じている。

 プロスポーツ選手と怪我は付きもの。オートレースの森且行は復帰に1年以上掛かると言われているし、JRAの北村友一騎手も同様のケース。プロレスラーの高山は試合中の大怪我で半身不随状態。見た目は華やかでも危険な職業だ。

 和泉田喜一も2年前の久留米の落車で頸椎を骨折。ダイジェストを見たけど、声を失う様なアクシデントだった。「頸椎骨折でプレートも入っている。もう一度同じところをやったら、危ないと医者から言われて最初は復帰に反対された。ただ、どうしても、もう1回選手として走りたかったので」。和泉田の愛称と言えば"ガンジー"だった。当時の映画、ビルマの竪琴がニックネームの所以だ。タイトルには縁がなかったがGI戦線で活躍。温厚な性格からか良い人の代表例でもあった。

「僕の全盛時代は吉岡稔真君や神山雄一郎君がいた。記念は2回しか優勝出来なかったし、特別競輪の決勝に乗ったのも1回だけ。いつも、GIは準決で吉岡君の当て馬だった気がする。FIの優勝も5回だけだし、あの頃は先行するのが楽しかった。滝澤先生や鈴木誠さんの1着に貢献して誉めて貰えるのも嬉しかったですね。記録は残せなかったけど、みんなの記憶に残せたから、今でも注目してもらえるのだと思います」。和泉田と話していて、当時の懐かしい競輪の記憶が蘇ってきた。(町田洋一)

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