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【三山王冠争奪戦】伏見俊昭「最後にGIを獲ったのは震災の年」

2023/06/29(木) 19:45 0 18

前橋競輪場の「開設73周年記念・三山王冠争奪戦(GIII)」は30日、2日目を迎える。11レースのS級ニ次予選を走る伏見俊昭に話を聞いた。
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共同会見の順番を待つ為に、しゃがみ込む伏見俊昭

 成田和也が10年ぶりの記念Vと言うのには驚いた。あれだけの選手だし、もっと獲っていても良いが、北日本では佐藤慎太郎守澤太志に続いて“第3の男”。違う機会に書こうと思っているが、成田和也が九州に移籍したら、若手先行選手が、もっと伸びると思う。

 さて、伏見俊昭に、最後に記念を獲ったのはいつ? と聞いてみると「2011年の震災の時に岸和田の全日本選抜(GI)を優勝しているけど、記念はいつが最後だったかな。友和に行ってもらい優勝した函館記念だから、確か同じ年だったと思う」。

 もう死語になったが伏見の愛称は“競輪界のプリンス”。その頃は独身貴族だったし、ピッタリの言葉だった。

 現状は「もう47歳だし、疲れが寝ても抜け切れない。こうやって共同会見を待っているのも、立っているのは辛いからね(笑)。成田は俺の3つ下だけど、ああやって大活躍しているのは凄いと思うよ。俺は、いっぱいいっぱいのところで走っているので」。

 全盛時を知っている身としては、苦しんでいる伏見俊昭は信じられない。だが、哀愁ある中年・伏見俊昭も、それはそれでカッコ良い! (町田洋一)

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