2023/06/26(月) 19:30 0 9
同県同期の山口富生や、GI覇者の加倉正義らに比べて派手さはないが、若原英伸もS級を経験。これがラストランになるが悔いなく走る。
「一番の思い出のレースですか? いくつかあるけど、GIIのふるさとダービー豊橋で1着を取った事かな。同県の原真司君が頑張ってくれました。結局、S級には2期だけだから8か月しか在籍していない。それでも地元のFIの決勝にも乗れている。あとは、A級だったけど500バンクの琵琶湖を逃げ切りで優勝した事ですね」
昔は華々しく検車場でセレモニーをしてラストランの選手が多かったけど、今はひっそり辞めていく選手が多い。
「性格的にも、僕もひっそりですね。選手を目指していた事もある息子と娘は応援に来てくれるみたい。最終的にPIST6で骨盤骨折の大怪我も引退の要因になった。50歳までは選手を続けようと思ったけど、子供たちが選手になるのを断念して、自分も気持ちが切れた側面もあるかもしれないですね」
引退後はゴルフ場の芝生を刈るメンテナンスの仕事が決まっているそうだ。
「朝、早いのは慣れているので。あとは、稼がせてもらったし良い競輪人生だと思いますよ(笑顔)」
S級経験もあり選手としては大成功だったし、第二の人生も頑張って欲しい。(町田洋一)