高松宮記念杯競輪3走目で落車した北津留翼。
「フレームが壊れて、顔から落ちました」と痛々しい。ただ「落車した次の日から練習を再開した」。

　大会連覇が懸かる今節の出走にこぎ着けた。初日特選は小倉竜二を連れての自力戦。初手で新山響平率いる北日本勢の後位を確保していたが、新山が赤板で脇本雄太を突っ張った際に吉田拓矢に内を掬われて6番手に。その後は捲りを決めた吉田ラインの仕掛けに乗る形で3着入線した。

「うーん、なんかちょっとイマイチですね。フレームは前の方が良さそうだったし、体の方も…。センターが出ていないというか。自転車はいじらずに、体のメンテナンスで対応したいと思う。(林)慶次郎君に器具を借りてやります」

　自力を出せなかった内容に不満を漏らした。二次予選は後輩の林慶次郎の番手回りになった。万全ではない中での援軍は頼もしいだろう。準決勝を前に姿を消すわけにはいかない。(netkeirin特派員)