2023/06/24(土) 18:15 0 2
初日に行われる特選競走は、北日本単騎の菊池翔に地元の片折亮太が付くことになったが、個人的にこの選択はかなり意外でビックリした(別に普通でしょう? と言う人もいるでしょうが…)。
そういえば、この間の小松島でも徳島の久樹克門にマークしたレースがあったし、どこかで心境の変化があったのかも。
これについて本人は、「最近はどの開催に行っても、若い子VSおじさんの自分って感じの2分戦ばかり。これを40歳、50歳になってもやっていくのかって考えたら、さすがにキツいなぁと…。もちろん、動くのが嫌なわけじゃないし、自力をやめたいわけでもないんですけど、力勝負を続けることにちょっと疲れちゃいました(苦笑)。これからは、若い子とやり合うんじゃなくて、若い子と寄り添って走る、というのがテーマ。回れる番手があれば今回みたいに回ろうかなと思っています」。
絶対誰にも付かない選手と言えば大阪の伊藤信が有名で、1つのスタイルをかたくなに貫くのも格好いいが、時代に合わせて考え方を変えていくのも勇気がいるし大変なこと。
取材の中で片折は何度も「前向きな話じゃなくてすみません(苦笑)」と口にしたが、自力もできて番手もできれば戦法の幅も広がるし、やってみれば意外と向いているかもしれない。(アオケイ・長谷川記者)