アプリ限定 2023/06/17(土) 19:35 0 25
岸和田競輪「高松宮記念杯競輪(GI)」はいよいよ18日に決勝戦を行う。発表された車番とコメントから、過去3年分のGI戦績と位置別データを分析した。東西戦を制し、グランプリ切符を手にするのは誰だ!?
▶︎決勝の出走表
まずは過去3年のGI決勝での成績を比較してみよう。
この3年で最も多くGI決勝に乗っているのは、古性優作で11回。次点が松浦悠士の10回で、脇本雄太と佐藤慎太郎が8回だ。
戦績を見ると勝率が高いのはやはり脇本。2連対率では郡司浩平が5割を超え、3連対率で見ると、郡司と松浦が60%前後と健闘している。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 8 | 50.0% | 75.0% | 75.0% |
郡司浩平 | 7 | 28.6% | 57.1% | 57.1% |
佐藤慎太郎 | 8 | 0.0% | 12.5% | 37.5% |
山田庸平 | 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
松浦悠士 | 10 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
松井宏佑 | 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
古性優作 | 11 | 36.4% | 36.4% | 45.5% |
稲川翔 | 4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
新山響平 | 5 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
ちなみに今年のGIでもれなく決勝に進んでいるのは脇本、古性の2選手。今大会でも脇本は4連勝、古性は初日に落車があったものの立て直し3連勝。やはり近畿コンビは“最強”なのだろうか。
次に17日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
データ上優勢なのはやはり脇本雄太と古性優作。それぞれの持ち場で3連対率80%を超えている。
ただし勝率は古性よりも郡司浩平、山田庸平が高いことにも注意してほしい。ふたりの番手成績は勝率5割を超えている。山田の成績にはFI戦も含まれるが、今年は松山記念で優勝、ビッグレースの勝ち上がりでも存在感を見せている。前を任せるのはS班、松浦悠士。侮れない存在であるのは確かだ。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 先頭 | 73.0% | 84.3% | 86.1% |
郡司浩平 | 番手 | 55.4% | 66.1% | 73.2% |
佐藤慎太郎 | 番手 | 25.8% | 50.4% | 68.0% |
山田庸平 | 番手 | 50.0% | 56.2% | 66.7% |
松浦悠士 | 先頭 | 29.8% | 56.5% | 73.3% |
松井宏佑 | 先頭 | 24.3% | 44.5% | 54.9% |
古性優作 | 番手 | 42.0% | 72.0% | 80.0% |
稲川翔 | 3番手 以降 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
新山響平 | 先頭 | 27.1% | 42.1% | 50.0% |
ちなみに稲川翔の成績が目立っているが、過去3年間で3番手以降を回ったのは1度だけなので注意してほしい。
なお、決勝で自力のコメントを出している選手で、過去3年以内に競りのデータがあるのは脇本雄太と松浦悠士。成績は以下の通りとなっている。
選手名 | 位置 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 競り | 2 | 100% | 100% | 100% |
松浦悠士 | 競り | 3 | 33.3% | 66.7% | 66.7% |
いかがだろうか? いよいよ18日、グランプリ切符を手にする選手が決まる。競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。