6月16日、岸和田競輪場で行われた高松宮記念杯競輪(GI・4日目)の白虎賞は、捲った脇本雄太(34歳・福井=94期)が1着、番手から出た松浦悠士(32歳・広島=98期)が2着、脇本を追走した稲川翔(38歳・大阪=90期)が3着に入った。3連単は①-⑨-⑦で2,940円という配当だった。

　レースは前受けの脇本を伊藤颯馬(24歳・沖縄=115期)が打鐘で叩くも、犬伏湧也(27歳・徳島=119期)がすかさずかまし、ホームで伊藤を叩き返して先行していく展開。脇本は後方に置かれた予選2走とは異なり、突っ張る素振りも見せつつ前と差のない6番手を追走していく。主導権を取った中四国勢は、番手の松浦、3番手の香川雄介(48歳・香川=76期)まで最終バックで出切って絶好の流れかにも思われたが、ここで脇本が反撃を開始。牽制する松浦を豪快に飲み込むと、直線では後続を突き放し3連勝を飾った。