2025/03/04(火) 20:15 0 4
4日、静岡競輪場で、日本競輪選手養成所127・128期選手候補生の共同インタビューが開催された。各回生在校成績上位1〜3位選手と適性1位選手が登壇。養成所生活を振り返り、これからの意気込みとデビューに向けての心境を語った。
在籍中に行われた127期生の競走訓練成績の上位3名と適性入所者1位は以下の通り。
在所成績
順位 | 氏名 | 都道府県 |
---|---|---|
1 | 尾野翔一 | 福岡 |
2 | 三神遼矢 | 福島 |
3 | 安達光伸 | 岐阜 |
適性1位
順位 | 氏名 | 都道府県 |
---|---|---|
1 | 秋山太洋 | 東京 |
ーー選手を目指したきっかけを教えてください。
「小学校から独立リーグまで野球をやっていましたが、思うような結果が出ず、他のスポーツへの転向を決意しました。自分の脚力だったり筋力だったりを生かせるものは何だろうと考えた時に『競輪がいいな』と思い、競輪選手を目指すことにしました」
ーー競輪選手になることを目指して10か月の養成所生活を過ごしてきましたが、この10か月間はどうでしたか? 自分のどのような部分が成長しましたか?
「レベルアップをする上ではとても充実した環境で、食生活もしっかり管理されていて、競い合える仲間もいて。すごく充実した10か月でした。自転車歴がなかったので脚力の向上もありましたが、他の候補生や教官たちから競輪の戦略をはじめ、タテ脚以外にもいろいろと学ぶことがあったので、さまざまな面で成長できたと思います」
ーー今日、卒記レースを走ってみてどうでしたか?明日への意気込み含めて心境を教えてください。
「今日は1着1着で予選を通過できたので、完全優勝を目指して自分らしいを走りをしていきたいです」
ーー今後のビジョンとして、将来どういう選手になりたいですか? 具体的な目標があれば教えてください。
「具体的な目標から言うと、グランプリで優勝したいです。これからについては“ただ強い選手”じゃなくて、他のアマチュアだったり色々な人だったりから目標にされるような、憧れの選手として名前が挙がるような選手になりたいと思っています。それと、自分は独立リーグ、つまり野球から転向して競輪を始めたので、他のスポーツへの転向を考えている他競技の人たちに、競輪という選択肢があることを伝えていけたらと思います。自分がきっかけに知ってもらえればいいなと思います」
ーー選手を目指したきっかけを教えてください。
「自分は中学3年生の頃にYouTubeでツール・ド・フランスを観て自転車に憧れを持ちました。高校から大学1年生まではロードとトラックの中距離をメインで頑張りました。ですが、大学2年生のときに短距離の大会に出たとき、そんなに悪くない結果を出すことができました。そこから短距離に移行したのですが、成績がどんどん上がり、『競輪選手』というものが、少しずつ視野に入ってきました。『自分の好きな自転車でお金を稼げる』ということ、『競輪界でどこまで上を目指せるのかを知りたくなった』ということで競輪選手を目指しました」
ーー競輪選手になることを目指して10か月の養成所生活を過ごしてきましたが、この10か月間はどうでしたか? 自分のどのような部分が成長しましたか?
「自分は色々な候補生と接して、他の人の自転車に対する考え方を聞いていく中で、『そういう考え方もあったのか』という気づきが多かったです。体のケアの方法であったりとか、自転車に対する人それぞれの感覚の違いだったりとかも知ることができました。そこが一番成長できたかなと思っています」
ーー今日、卒記レースを走ってみてどうでしたか?明日への意気込み含めて心境を教えてください。
「まずは素晴らしい環境の中で走れることに感謝しています。レースは1走目が先行して2着で2走目は後方からの捲りで1着でした。課題はあるので修正して準決勝、決勝と1着めざして頑張りたいと思います」
ーー今後のビジョンとして、将来どういう選手になりたいですか? 具体的な目標があれば教えてください。
「自分はナショナルチームに所属しているので、競輪も競技もしっかり頑張りたいと思っています。夢は「競輪でグランドスラムを獲ること」、「自転車競技では世界選手権で優勝すること」、あとは「オリンピックでメダルを獲ること」です。そこに向かって、ひとつひとつ自分の課題を見つけては修正していき、到達できるように頑張りたいと思います」
ーー選手を目指したきっかけを教えてください。
「橋本英也選手のようにナショナルチームと競輪を両立しながら活躍していて“他の人に影響を与えられる”ような選手になりたくて、競輪の道を選びました」
ーー競輪選手になることを目指して10か月の養成所生活を過ごしてきましたが、この10か月間はどうでしたか? 自分のどのような部分が成長しましたか?
「入所した当初はダッシュやトップスピードがなくて持久力を得意としていましたが、この10か月で他の候補生と競い合ったり、自主トレをしたりする中で、トップスピードもダッシュも今まで以上につきました。そこが成長したところだと思います」
ーー今日、卒記レースを走ってみてどうでしたか?明日への意気込み含めて心境を教えてください。
「初めて走るバンクで慣れないところもあって危ないところもありましたが、自分らしい走りはできたと思います。明日の準決勝、決勝はもっと自分らしい走りを見せて優勝できるように頑張ります」
ーー今後のビジョンとして、将来どういう選手になりたいですか? 具体的な目標があれば教えてください。
「自分もグランプリを獲るのが目標なんですが、その前にルーキーシリーズとかヤンググランプリで優勝したいと考えています。今は積極的に先行できていないので、デビューしてからは積極的に前々に踏んで行けるような力強い走りができる選手になりたいです」
ーー選手を目指したきっかけを教えてください。
「自分は小中高大と野球を11年間やっていたのですが、大学野球ではコロナ禍であったり怪我も多かったりで不安もありました。そんな中、119期の犬伏湧也選手が大学野球を経て競輪選手になったという記事をたまたま見つけました。そこから競輪選手という職業を知り、自分も目指してみようとなりました」
ーー競輪選手になることを目指して10か月の養成所生活を過ごしてきましたが、この10か月間はどうでしたか? 自分のどのような部分が成長しましたか?
「自分は4月から事前入所していて、2か月早くやっていたんですけど、“自転車をただ踏んでいただけ”という感じでした。僕と同い年の大学卒業組が20数名いるのですが、いろいろな人が教えてくれて、まったくわからなかった自転車を傾ける要素などがわかってきました。壁を使って自転車を倒したりしてみて、『こういう風に動くんだよ』と詳しく教えてもらって、自転車は力じゃなくて技術の割合が大きいことをとても実感しました。身に付いてきたら、だんだん周りのレベルに追いついていき、今の自分があるんだと思っています」
ーー今日、卒記レースを走ってみてどうでしたか?明日への意気込み含めて心境を教えてください。
「自分はいつもの競走訓練ではSを取って先頭から組み立てる競走をしているんですけど、今回は仕掛けが遅いということもあって、周りを見ながらSを取らずに内に包まれたレースでした。自分は準決勝に進めませんでしたが、明日は特別選抜競走で自分らしく前を取って自分で動かしていくようなレースをしたいです」
ーー今後のビジョンとして、将来どういう選手になりたいですか? 具体的な目標があれば教えてください。
「具体的な目標は特別昇級してS級に上がって自力で戦える選手になりたいです。目標とする選手は京王閣115期の寺沼拓摩選手です。普段から練習でもお世話になって、今季からS級1班で戦っているので、デビューしたら寺沼選手に追いつき追い越せで、グレードレースで前を引かせてもらえるような選手に成長したいと思います」