2023/06/16(金) 15:30 0 14
このレースはライン4車になった新山響平が"十八番"の前受け突っ張り先行で別線を完封し、逃げ切り勝ち。小松崎大地はラインで1〜4着を占めたことを静かに喜び、そして感慨深げに思いを口にした。
「準決に上がるには3着権利。なのに4車で結束できるのは、普段響平が(先行主体に良いレースを)やっているから。そして4番手で一番チャンスの少ない大森(慶一)さんがSを取ってくれた。本当にラインの力で決まったな、って思います。響平本人も負けないつもりで走っていたはずだし、だからこそ自分もやれることは全部やろうと思っていました」
8番車ながら1番車の吉田拓矢を制してS取りに成功したこの大森のファインプレーについては、小松崎だけではなく新山響平、渡部幸訓も感謝の意を表していた。
上位を独占しても誰か1人は必ず勝ち上がりを逃すことになるが、それでもラインを固める選手が多いのが"競輪"の素晴らしい部分。4人それぞれが役割を果たした、見事な北日本ワンツースリーフォーだった。(netkeirin特派員)