1走目の一次予選1はまさかの落車で着外に終わった古性。レース後は「大丈夫です」と気丈に振舞っていたがアイシングし首を押さえた姿は痛々しく、怪我の具合が不安視されていた。

　だが、レースになってしまえば関係なく、この日は力強い一撃で稲川翔ー村上博幸を連れてライン決着。

「踏んだ感じはよかったし出られると思った。あとは自分が粘れるように踏みました」と不安を一掃した。

　走る前はファンの声が頭をよぎっていたという。

「1走目は人気に推してもらったのに迷惑をかけてしまった。それが気になっていたし今回も1番人気の中で一生懸命レースができたことはよかった」とバンクに詰めかけた地元ファンの大歓声を浴び、気を持ち直した。

「ケガは、コケた瞬間から良くなると思うし、明日以降も頑張ります」と笑顔で締めた。大会連覇に挑む地元の大スターがここから思う存分に大暴れする。 (netkeirin特派員)