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【高松宮記念杯競輪予想】優勢な地区はどこだ!? 伝説の場立ち・木村安記がGIを攻略! /競輪予想・ウマい車券

2023/06/13(火) 10:00 0 5

13日から岸和田競輪で初日を迎えた「高松宮記念杯競輪(GI)」。伝説の場立ち・木村安記が岸和田競輪場の特徴や地区別の展望を紹介します。
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 13日〜18日までの6日間、「浪切バンク」の相性で親しまれている岸和田競輪場にて「第74回高松宮記念杯競輪(GI)」が開催!

■岸和田競輪場の特徴は?

 見なし直線は56.7mで標準的な400バンク。先行、まくり、追い込み、全体的に見ると、どの戦法が特に優勢に運ぶというのはないが、3コーナーのスタンドを撤去して、バック側にはBMXの競技場をつくり、港が近いというのもあり時に吹き込む風の影響を受けることがあるのでその辺は要警戒になる。

■地区別展望

【北日本】東北・戦力は充実

新境地に突入した新山響平(撮影:北山宏一)

 年明けはデカい壁にぶつかったが、「原点回帰」を宣言して先行で3月の別府競輪ウィナーズカップ(GII)」、5月の平塚競輪日本選手権競輪(GI)」(以下:平塚ダービー)で決勝戦に勝ち進み、新境地に突入した新山響平。先行力を中心に、まだまだスピードあり自力でも闘える新田祐大、東北の番手は守る佐藤慎太郎のSS班が充実。

 もちろん、守澤太志の存在はあるが、4月の平塚ダービーで頚椎骨折の大きなケガをしていてどこまで治せているか心配。平塚ダービーファイナリストの和田圭、堅実な差し脚を誇る成田和也の突っ込みには要注意が必要。

【関東】ニューリーダーを頼りに

関東のニューリーダー・眞杉匠(撮影:北山宏一)

 守澤同様、平塚ダービーで肩甲骨骨折は癒やせたのか?気になるところではあるが、下期の躍動に繋げたいのが総大将プリンス平原康多

 5月の地元・宇都宮記念(ワンダーランドカップ)を制覇して、勢いアリの眞杉匠は逃げて勝てる脚を備えていてデカいことをやってのける可能性を感じる関東のニューリーダー。吉田兄弟の最終兵器・吉田有希は、先手にこだわる姿勢を近況それなりに貫いていて、ラインに貢献する走りで魅せてほしい開催。SS返り咲きを目指す吉田拓矢、関東の総統になりえる存在・坂井洋は眞杉の番手が待っているだけに、シッカリ勝ち上がりたい予選、準決勝になる。

【南関】暗雲立ち込めるエース郡司浩平

回復が気になる郡司浩平(撮影:北山宏一)

 本来なら優勝候補に名を連ねるはずだが、地元で開催された平塚ダービーでの落車で、肩甲骨骨折した郡司浩平には大きな不安があり、はたしてどこまで回復しているかどうか。

 相変わらず凡走が目立つが底力はアテにしたい深谷知広に、非凡なるスピードを武器にする松井宏佑は、ただひたすら距離を踏むだけではなく、ここ一番でまくりにかまえて穴で一発チャンスをみたい。

【中部】自力が手薄過ぎて…

ダービー王者・山口拳矢ははたして…(撮影:北山宏一)

 ダービー王者・山口拳矢ではあるが、ネジ伏せる力で獲得したタイトルではなく自力では正直、微妙。前走大垣記念(水都大垣杯)をまくりで制した浅井康太もGIでは目標アリきな部分は否めず、完全に信用はできないところはある。

【近畿】君臨する輪界のラスボス

輪界のラスボス・脇本雄太(撮影:北山宏一)

 2月の奈良記念(春日賞争覇戦)で腰痛を患い下降線を一時辿った脇本雄太ではあるが、4月の武雄記念(大楠賞争奪戦)で完全V。5月の平塚ダービーはV奪取は逃すも力の違いを魅せてやはり一番、優勝に近い絶対王者。

 勝ち上がればその後ろ、ゴールデンシートが待っているのが地元の古性優作になり、年明けから抜群の安定感を誇り、2月の高知「全日本選抜競輪(GI)」は2年連続で制し、今開催も昨年の高松宮記念杯競輪に続き決勝戦の1着だけをひたすら目指し成し遂げれば自身5度目のタイトル獲得になる。

 同じく地元ということで、特注したいのが仕事人でもあるキラー・稲川翔の直線勝負。

【中四国】超新興勢力が強く引っ張る

優勝候補の一人、犬伏湧也(撮影:北山宏一)

 万全ではない近況の松浦悠士と、平塚ダービーの決勝2着で年末のKEIRINグランプリ出場とSS復帰が見えてきた清水裕友犬伏湧也の躍動に乗り、恵まれる可能性は大いにある。

 ただ、犬伏は前走大垣準決勝では松浦をカマシでブッチぎっており、むやみやたらに長打を放つだけではなく、ここ一番でまくりならば確実に優勝候補の一人になる。

【九州】引っ掻き回す若い衆たち

逸材のニュースター嘉永泰斗(撮影:北山宏一)

 間違いなくタイトルホルダーになれる逸材のニュースター嘉永泰斗は、前走、富山「全プロ(FII)」は練習代わりの長距離走で魅せ場を作ったが、BIGレースの勝負どころはもちろんまくり一閃。

 上手さに脚力を備え山田英明山田庸平の山田兄弟には要注意。引き出す場面はキッチリ後ろのために走り役割りを果たし、こだわる時は徹底的にまくりにまわり穴で仕留める松本秀之介松岡辰泰伊藤颯馬の九州三羽ガラスに注目。

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