2023/06/05(月) 11:00 0 2
玉野競輪のナイター「桃太郎杯争奪戦(FI)」は6日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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初日特選の想定メンバーは福岡勢が3人で岩谷拓磨、小川勇介、柳詰正宏の並び。岩谷拓磨は追加斡旋だが、小川勇介とは吉岡稔真率いる同じ不動会のメンバー。日々、一緒にトレーニングもやっており、番頭格の小川勇介にとって岩谷拓磨は相性も良く、心強い後輩。九州で小岩大介も4番手を固めそうで、シャープな小川勇介がVの筆頭。小川勇介も岩谷拓磨も、この後、岸和田高松宮記念杯が控えており大事なシリーズだ。
中西大も直前の福井で優勝して、気持ち的に乗れている。平塚ダービーでも1勝しており、ダイナミックな走りは魅力がある。特選は近畿単騎になり、池田良と筒井敦史の中国勢がマークしそうだが前後は流動的。点数は池田良の方が持っており、地元の筒井敦史を立てるかは微妙。
予選スタートだが佐々木豪も優勝候補のひとり。地元のマーカーにとって頼りになる存在だし、筒井敦史の他にも三宅達也もいる。佐々木豪にとって、同県の林昌幸が勝ち上がってくれば、2段駆けの作戦を組めるし、林昌幸の出来も鍵を握る。中四国の選手が多く、中四国が別線なら、四国ラインで山形一気・清水一幸・池田憲昭が連係する。
地元の若手は藤原俊太郎と晝田宗一郎に期待したい。藤原俊太郎は徹底先行タイプだが、晝田宗一郎は捲りが武器。予選をクリアして準決の1着も夢ではない。
A級戦は傑出者が不在。来期、S級で走るのは地元の田中勇二と高田修汰の2人。田中勇二は直前の取手で優勝し、今期の優勝回数は3回。スピードある高田修汰も伸び盛りで、今期は2度の完全優勝を含めて3回優勝している。高田修汰には中部近畿で大洞翔平が連係し、田中勇二の初日特選の足場は不在。それでも近況、自力を出しており、逃げの決まり手も2回ある。予選スタートだが、静岡から競輪留学して不動会で鍛えられている中川聖大も注目選手だ。