突っ込み名人として知られる園田はザ・9車の選手。どんなに厳しい展開でも最後まで諦めずに突っ込む姿は穴党の中で大人気。7車が主流のFI戦はなかなか持ち味が出ないため、記念を走ることが少なかった近況はちょっと精彩を欠いていた。

　しかし、今節はピンピンの勝ち上がり。今日の共同インタビューの第一声は「ホッとしました」と本人も安堵の表情。

「(連勝は)ちょっとうれしいです。記念の準決自体今年初めて。FIが多く、記念が入っても33ばかりだったので。練習はずっとやっていたし、やっとですね」

　そしてこの連勝はもう一つの理由があるようで「やっぱり(北津留)翼の復帰ですね。あいつが帰ってきたのでそろそろスイッチを入れないと。別府でも完全優勝していたし、あれに付いて行くにはしっかり練習しておかないと。最近は(小川)勇介も調子が良いし、自分も頑張らないといけない」。

　久しぶりの連勝で本人の表情は明るく見えた。勝負の準決勝は松本秀之介-荒井崇博の後ろで九州3番手。位置はちょっと遠いが、穴党の車券師たちにはぜひともオススメしたい。(アオケイ・石濱記者)