2025/05/11(日) 15:30 1 3
メンバー表を眺めた坂田は野口裕史の名前を見るなり苦笑い。「あー、野口さんかぁ…」と追加参戦してきた野口との対決におののいた。それは同型として野口の突進先行を見ているから。初対戦だが当然、野口の戦法スタイルは知っており「スキがあれば逃げたいけど、野口さんはスキが無いんですよ。いやー、きついなあ」と走る前から警戒している。
普段から先行職人たちは、実際にモガいた同士にしかわからないシンパシーでつながっているようで、レース後の検車場で息をゼエゼエしながら互いの走りを振り返り賞賛しあうシーンなどをよく見かける。ゆえに、先行で鳴らす坂田としては野口クラスとの対戦は得るものしかないはずだ。
「1月の小倉で町田(太我)君と戦い3番手にハマったときも、踏みどころとか勉強になりました。あのときは見てしまったけど今回は行ける限りの力を出したい。野口さんを相手にチャレンジャーのつもりで」と先輩職人に胸を借りる。(netkeirin特派員)