2023/05/27(土) 22:30 0 3
玉野競輪「芸州鯉城賞&CTC杯(広島市主催・FI)」は29日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
▶芸州鯉城賞&CTC杯特集はこちら
今節は全プロ記念の裏開催のため、S級1班は7名の参戦で、点数上位の西田雅志が初日特選シードのメンバー。
小粒な印象もあるが、伊藤颯馬が優勝候補の筆頭だ。平塚ダービーの最終日に勝利を飾っており、勝負強い選手。ヨコもこなせるし、今のレース形態にマッチしている。
前回の武雄FIは初日特選と準決で7着大敗だったが、最終日の一般戦も気持ちを切らさず、1着を取っている。自分本意の考えにならず、責任感ある走りは好感が持てる。
当地は5場所前に走り、2着、2着で決勝は7着だった。ここは九州で中村圭志をガード役にケレン味なく走る。
石原颯はミニスランプを経験しているが、前回の函館記念で2勝して復調の兆しがある。徹底先行タイプだし、うまく化ければ、新山響平クラスになれる選手。西田雅志との中四国ラインも魅力がある。
予選スタートだが上野雅彦と才迫開も、決勝想定メンバーで中四国ラインは中身が濃い。
混戦に持ち込んだ時は阿部拓真と竹内智彦の宮城コンビ。阿部拓真は格上相手の穴屋でレースは荒い。
竹内智彦は前回のPIST6で優勝しており、タテも切れている。これに藤根俊貴や箱田優樹が加わると厚みがでる。
南関は大石剣士がS1だが、やや壁にぶつかっている。山中秀将も実績はあるが、大けがをしてからは、かつてのスピードがない。あくまでも伏兵の評価だ。
地元はイケメンで人間も良い山本直に頑張ってほしいが、負け戦の鬼レベル。どこかで年齢的にも覚醒してほしい。
A級戦は、徹底先行の中村隆生にベテラン堀政美がマークする栃茨ラインが若干リード。
来期S級に復帰する小橋秀幸と西岡拓朗もタテは切れる。沖縄に移籍した工藤文彦だが、まだ地元意識は強いだろう。
予選組は山本恵介が前回の静岡で久々に優勝している。地元は明るいキャラでYouTuberとしての顔を持つ、守谷陽介に頑張ってほしい。