2023/05/13(土) 15:35 0 9
12日から伊豆ベロドロームで開催中の「全日本自転車競技選手権大会トラック」初日は、チーム種目を中心に競輪選手が活躍した。
男子チームパシュートでは、橋本英也と窪木一茂らのチームが優勝し日本記録を樹立した。男子チームスプリントでは山崎賢人・寺崎浩平・小原佑太・太田海也のチームが優勝、女子チームパシュートでは内野艶和らのチームが優勝した。なお橋本英也は男子エリミネーションでも優勝した。
主な選手たちのコメントは以下の通り。
【男子チームパシュート】
橋本英也
「走る前に52という数字が浮かんだんです。3分52秒532という記録は、パリ五輪に向けていいスタートになる。パリ五輪で初めて日本チームがチームパシュートに出て、初のメダルを獲得したいですね。そのためにはもっとタイムを出して出場枠を取りたい」
窪木一茂
「予選の走りが良くなかったので、日本新が出るとは思っていなかった。決勝を終えて体力はゼロ。みんなに引きずられてゴールした感じです。でもこの記録は(6月の)アジア選手権に向けて弾みになる。パリ五輪にチームパシュートで出るのを目標に掲げているのでチームで切磋琢磨していきたい。出られるのは4人だけですしね」
【男子チームスプリント】
山崎賢人
「僕がフライングをしてリズムを悪くしてしまった。2走の海也がいいタイムを出したことで、3走の自分が最後にたれすぎてしまった。でもゼロスタートのチームスプリントを走ることはプラスになる」
寺崎浩平
「チームスプリントの練習ができていなくて、合わせることができずぶっつけ本番。でも最低限のタイムは出せた。脚的には上がってきている」
小原佑太
「長迫(吉拓)さんが別チームで出たので僕が1走になった。その長迫さんと同じタイムで走れたら良かったのですが…。でも、今のナショナルチームで1走を走れるのは長迫さんしかおらず、その意味で僕が1走もできる存在になると長迫さんのモチベーションも上がるはず。僕自身にとっても、1走のスタートがうまくなれば、3走のポテンシャルも上がると思う」
太田海也
「2走としてスタンダードなパフォーマンスは出せたと思う。いつもの1走(長迫)とは違っていたが、いつもと同じタイムを出せた。長迫選手も一走ごとに違うので、人が違ってもしっかり走れたのは収穫です。世界選手権に向けて順調ですし、いい準備ができている」
【女子チームパシュート】
内野艶和
「練習はぎりぎりまでやっているけど、チームパシュートの練習はできていなかったが、一人一人が協力したことで大会記録を更新できた」
【男子エリミネーション】
橋本英也
「エリミネーションはネーションズカップで優勝しているから、ここでも絶対に勝ちたいと思っていた。それだけに感無量です」