西日本スジを頼りに初連係となる嘉永泰斗に任せた松浦。嘉永の打鐘カマシに続き4角を通過しそのまま1着を手にするかと思われたが、直線で渡邉雄太の強襲に屈して2着。

「嘉永君がいい感じだったけど、それ以上に渡邉君の加速が想像以上にすごかった。2角で外を回されているのが見えたし、3角で気配も無かったから決まったと思ったけど…。詰めるタイミングが早ければ良かったかな」と猛烈な勢いで突進してきた渡邉に敵わなかった。

　直前に4月武雄記念の落車し今シリーズは手負いの状態で戦ったが、4日目の二次予選を敗れ無念の敗退となった。

　二予は同県の後輩、町田太我に任せており「二予はたとえ万全な状態だったとしてもどうなっていたかなってレースだった。(町田に)うまくアドバイスができなかったのが良くなかったのかもしれません」と責任を痛感していた。

　ただ「(自分の)身体の状態は日に日に良くなっている」と前向きになれる強調材料もある。最終日の優秀戦8Rは荒井崇博に任された。総力戦を展開し、自ら復調の足掛かりをつかむ。(netkeirin特派員)