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【日本選手権競輪】今節のレース展望!

2023/04/29(土) 15:15 0 11

平塚競輪「第77回日本選手権競輪(GI)」は5月2日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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 競輪界で一番権威のある大会の日本ダービー。賞金もアップされて優勝賞金は7900万円。準優勝が3856万円で3着でも2638万円ある。グランプリに向けての賞金争いでも、この2、3着は大きな加算になる。

脇本雄太

 優勝候補の筆頭は脇本雄太。2019年、2022年で二度の“ダービー王”の称号を手にして、今年は連覇を狙うシリーズ。ワッキーを語る上で、極度の腰痛と言う言葉が付いて回るが、直前の武雄記念の動きを見る限り問題ないだろう。長い6日間シリーズになるが、体のケアに努めて、万全に近い状態に持ち込む。時たま、早いカマシもあるが、基本は後方に置かれても構えるレース。それでも届いてしまうのが、脇本雄太だし、多少非難の声があるが、そのスタイルを尊重したい。

古性優作

 番手は当然、古性優作脇本雄太が8番手のレースになっても付き合い、最後まで心中するのが古性優作と言う男。ワッキーの仕上がり具合と、仕掛け場所によっては逆転もある。別府ウィナーズカップの決勝で逆回りもあったが、あれは、本当レアなケース。2人の関係値も良く、古性優作が冷静に脇本雄太にアドバイスをする姿も目にする。

新田祐大

 近畿に次ぐ評価がS班4人を擁する北日本ライン。新田祐大が新たな自在戦を構築してバージョンアップ。イン粘りや内突きが面白い様に決まっており、相手選手にとっては脅威。失格やアクシデントと紙一重だが、勝つ為の最善の手段。

佐藤慎太郎

 新山響平を使っての2段駆けの成功率は高くはないが、勝ち上がりの段階で佐藤慎太郎守澤太志を連れ込みたい。ここに加わって欲しいのが仕事人の異名がある成田和也だ。

郡司浩平

 南関は地元の郡司浩平に期待が集まる。ホームは川崎だが、地元バンクには変わらない。練習で若手の鬼軍曹になった深谷知広との連係を基本に、今節は番手のレースになる。車番や番組の配慮もあり、人間性からも、ダービー王の名前に相応しい選手のひとり。

松浦悠士

 中四国は若手の機動型が充実しており、松浦悠士にとってはプラスしかない。成長を喜ぶと共に、厳しく接するのも松浦悠士の良さ。町田太我犬伏湧也とロングスパートが持ち味だし、松浦悠士自身も、武雄記念の落車も軽くはないが、大事に至らずに済んだ。

清水裕友

 盟友・清水裕友も実質S班の選手だし、忘れてはいけない。

眞杉匠

 関東は、平原康多武田豊樹の両巨頭が落車の影響により欠場。指令塔が不在だが、眞杉匠の先行力は魅力。吉田拓矢坂井洋は捲り選手だし、吉田有希も少し壁にぶち当たっている。神山拓弥が毒舌ネタで笑わせてくれるのは風物詩となった。

 中部は浅井康太山口拳矢の2人しかいない様な状況。これは、ここ数年続きそうだし、浅井康太は近畿だけでなく、中四国まで友好条約の締結が必要。

 九州はFI戦だと、若手同士の2段駆けも上手いが超一流相手のGIでは厳しいだろう。山田庸平荒井崇博山崎賢人は準決ぐらいまでは行きそうで、その先は運次第。番組マンも地元選手に配慮するだろうが、個人的に、GIでは、その必要性はないと思っている。あっても大将格の郡司浩平だけで良いのではないか。

小林優香

 3日目のガールズケイリンコレクションも行われる。7人のメンバーは小林優香柳原真緒石井寛子山原さくら久米詩奥井迪野口諭実可。スピード勝負なら競技系の小林優香とグランプリ女王の柳原真緒。レースセンスある石井寛子が次の評価だ。個性派レーサーの野口諭実可が確定板に載ると配当は良くなる。

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