通算300勝が遠く、299勝目を挙げた1月の向日町から足踏み状態が続いている。

　2日目はマークした新山響平が前受けから鬼の突っ張り先行で長い距離を駆け、4角では絶好展開を迎えたが、新山に踏み直された挙句に3番手の佐藤礼文に背後から食われ痛恨の"ハコ3"を喫し、レース後はバツが悪そうに共同会見場に姿を現した。

「いや〜ダメだ。これじゃあ2年に1回しか1着が取れないよ。あと10年やっても5勝。それにしても新山の加速がすごかった。あの自力は半端なくて、吉田有希が一番最初に出てきた頃の雰囲気があった。アイツ最近デブってしまったけど(笑)。2日目の展開で勝てないならきつい。しかも礼文も涼しい顔でブチ抜きやがって。こうなったら毒を吐いて清めるしかないよ」

　流れ弾が飛んできた吉田は可哀想だったが、向日町からここまで7場所連続して1着が無ければグチのひとつも言いたくなる。こうなったら難産の300勝は、ブッチぎりのレースで達成してほしい。(netkeirin特派員)