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【大楠賞争奪戦】今節のレース展望!

2023/04/20(木) 19:30 0 34

武雄競輪場の「大楠賞争奪戦(GIII)」は22日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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 今節のS班の参加メンバーは脇本雄太松浦悠士平原康多新山響平佐藤慎太郎の5人。これに山田庸平吉田拓矢東口善朋神山拓弥の4人が初日特選の想定メンバー。

 並びは脇本雄太東口善朋の近畿ライン。関東は結束で栃茨の間に平原康多が入り、吉田拓矢平原康多神山拓弥の並びが自然。北日本はS班同士の連係で新山響平の自力勝負に佐藤慎太郎が援護役で確定。地元の山田庸平松浦悠士に付くかだが、過去に連係はあったはずで、並ぶとみたい。したがってライン4分戦になり、脇本雄太の捲りが決まるかが、まずは前哨戦の戦いになる。

 ワッキーの場合は腰痛の持病が深刻でコンディションが問題。

脇本雄太

 超人ではないし、ワッキーに完璧を求めるのは酷だが、格下相手でも時折不発があり、大きな配当のレースになっている。まずは初日のレースを見て取捨選択したい。この大会は優勝がなく、親交深いコンドル社の武田社長の御前レースでもあり、本人も獲りたいと公言している。

 まず、北日本ライン。S班の壁にぶつかった新山響平だが、原点に戻る事が最善だと考え吹っ切れた様子。

新山響平

 別府ウィナーズカップ四日市GIIIと連続して決勝に乗っており、先行に拘る内容も評価出来る。策士の佐藤慎太郎が指令塔で、小松崎大地も貴重な戦力。ナショナルチームの中野慎詞の欠場は痛いが、戦える態勢は整っている。

佐藤慎太郎

 関東は平原康多が昨年に続いての連覇を狙う。

平原康多

 機動型は吉田拓矢菊池岳仁で、元地元の橋本瑠偉も前走の立川眞杉匠に乗って優勝している。マーク陣は神山拓弥木暮安由

 南関と中部は戦力不足で、めぼしい選手が不在。岩本俊介の一発では破壊力に欠けるし、柴崎淳も元気がない。

 近畿は脇本雄太の後ろを誰が回るかだが、基本は東口善朋で、勝ち上がりに成功したケースは千切れなかった事もある岡崎智哉

東口善朋

 ただ、九州の優秀な番組マンは、ワッキーの後ろに地元山田庸平山田英明の兄弟や九州の選手に枠を与えそう。

 今節の松浦悠士は中四国に大物の先行選手が不在で自分でやるレース。

松浦悠士

 来月の平塚ダービーに向けて、本人も、この方が納得かも。この大会は相性が良く2度優勝している。

 今年はS班の座も狙える山田庸平が、地元の顔役。

山田庸平

 荒井崇博が長崎に移籍して、目に見えないプレッシャーも掛かってくる。これをどう跳ねのけるかだ。兄の英明も地元記念Vはあり、復権に向けて大事な大会。九州の若手機動型は松本秀之介伊藤颯馬伊藤旭らで、山田兄弟の為にひと肌脱ぎたい。

伊藤颯馬

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