2023/04/16(日) 20:45 0 4
チャレンジは公傷制度がないから代謝のピンチの米田勝洋。S級でも長らく活躍していたが怪我には勝てなかった。
「最終的にヒザ付近の骨折で、踏めなくなってしまった。半年の休養でなく、もっと大事を取りたかったけど、見なし点になるから無理して復帰した。だけど、完治しなかったし、選手生活も6月までだろうな…」
24歳でS級入りして、一度A級に落ちているが、25歳から41歳までS級に在籍。その間、S級1班の座にも10年いた。
「FIの優勝は10回ぐらいで特別競輪は準決が最高だった。実は記念は1回だけ優勝している。福井記念だったけど何故か山田裕仁君の番手。相手は荒井崇博君と村上義弘君の3分戦。山田君が海外遠征帰りで疲れていて調子が悪かったみたい。だけどジャンで押さえに来た荒井君を突っ張ってくれた。2角から村上君が凄い捲りで飛んできたけど番手の安田光法さんをどかす事に成功。それで返す刀で村上君にスイッチして同着の優勝。あれが一番の良い思い出だね(笑顔)。小嶋敬二君が俺の時は先行しないで、なんで山田さんは米田さんの時にはするんだと言われたよ(笑)」
制度やルールは守るものだが、何か切ない。こうして馴染みの顔がいなくなるのも淋しさを感じる。(町田洋一)