アプリ限定 2023/04/16(日) 16:00 1 49
5月2〜7日に平塚競輪場で開催される「日本選手権競輪(GI)」。日本選手権競輪の過去データや、平塚競輪場で行われたビッグレースの結果や選手成績など、さまざまな角度で分析を行った。果たして、優勝するのは誰なのか? 高配当は出るのか!? 一緒に競輪ダービーを予想して楽しもう!
“競輪ダービー”とも呼ばれ親しまれる「日本選手権競輪」。6日制のGIで、優勝者は“ダービー王”の称号を手にする。近年はゴールデンウィークに開催されており、今年も大いに盛り上がること間違いなしだ。
今年の開催場は平塚競輪場。昨年末にKEIRINグランプリ2022が開催されたのも記憶に新しい。グランプリ覇者となった脇本雄太は、昨年のダービー(いわき平)でも優勝しており、受けて立つ存在となるだろう。
過去、平塚で5度開催されている「日本選手権競輪」。これまでの優勝者を振り返ってみたい。
年 | 優勝者 | 府県 | 年齢 |
---|---|---|---|
1986 | 滝澤正光 | 千葉 | 26 |
1990 | 俵信之 | 北海道 | 25 |
2003 | 山田裕仁 | 岐阜 | 34 |
2007 | 有坂直樹 | 秋田 | 37 |
2018 | 三谷竜生 | 奈良 | 30 |
上記のうち、俵信之氏を除く4名がグランプリ覇者である。しかも滝澤正光氏は2度、山田裕仁氏は3度グランプリを制したレジェンドだ。俵氏も1987年に世界選手権で金メダルを獲得しているスター選手で、国際大会優勝後に国内の特別競輪を制したのはあの中野浩一氏と俵氏のふたりしかいない。
今年の平塚ダービーを制するのはすでにグランプリを獲っている選手だろうか。もしかすると今回のダービー王が、未来のグランプリ覇者になるのかもしれない!?
ダービーに出場するグランプリ覇者
年 | 開催場 | 選手名 | 府県 |
---|---|---|---|
2008 | 平塚 | 井上昌己 | 長崎 |
2014 | 岸和田 | 武田豊樹 | 茨城 |
2015 2017 | 京王閣 平塚 | 浅井康太 | 三重 |
2018 | 静岡 | 三谷竜生 | 奈良 |
2019 | 立川 | 佐藤慎太郎 | 福島 |
2020 | 平塚 | 和田健太郎 | 千葉 |
2021 | 静岡 | 古性優作 | 大阪 |
2022 | 平塚 | 脇本雄太 | 福井 |
昨年のグランプリは1番人気の決着で、3連単発売以降では最も安い払戻額だった(4,760円)。
しかし本来は平塚のビッグレースは荒れている。平塚行われた過去10回のGPとG1決勝の払い戻しデータを集計したところ、万車券にならなかったのは昨年のグランプリと2018年のダービーの2回しかなかった。
項目 | 金額(開催) |
---|---|
GP・G1平均 | 65,218円 |
ダービー平均 | 21,640円 |
最高払戻 | 221,650円 (2020年グランプリ) |
最低払戻 | 3,040円 (2018年ダービー) |
次に、ダービー優勝選手の年齢・地区別データを挙げてみる。直近10開催では7回が近畿勢の優勝と、ものすごい偏りぶりだ。今年は他地区が一矢報いることはできるだろうか。
優勝者年齢データ
項目 | 年齢 |
---|---|
平均年齢(全期間) | 27.8歳 |
平均年齢(直近10開催) | 33.5歳 |
最年長優勝 | 41歳(2016年 村上義弘氏) |
最年少優勝 | 19歳(1951年 高倉登氏) |
優勝者地区別データ
地区 | 優勝回数 (全期間) | 優勝回数 (直近10開催) |
---|---|---|
北日本 | 11 | 1 |
関東 | 19 | 0 |
南関東 | 3 | 0 |
中部 | 5 | 0 |
近畿 | 21 | 7 |
中国 | 3 | 1 |
四国 | 4 | 0 |
九州 | 11 | 1 |
最後に出場予定選手のうち、2020年以降に平塚で行われたFI以上の開催で優勝している選手と決手を下記に挙げる。
年 | グレード | 選手名 | 決手 |
---|---|---|---|
2022 | GP | 脇本雄太 | 捲 |
2020 | GP | 和田健太郎 | 差 |
2022 | G3 | 佐藤慎太郎 | 差 |
2021 | G3 | 郡司浩平 | 捲 |
2023 | F1 | 北井佑季 | 差 |
2022 | F1 | 松井宏佑 | 捲 |
2022 | F1 | 金子幸央 | 差 |
2022 | F1 | 町田太我 | 逃 |
2022 | F1 | 佐藤一伸 | 捲 |
2022 | F1 | 北井佑季 | 差 |
2022 | F1 | 竹内智彦 | 差 |
2022 | F1 | 和田真久留 | 差 |
2022 | F1 | 谷口遼平 | 逃 |
2021 | F1 | 小原佑太 | 逃 |
2021 | F1 | 山口拳矢 | 捲 |
2021 | F1 | 金子幸央 | 差 |
2021 | F1 | 吉田有希 | 逃 |
2020 | F1 | 吉田拓矢 | 差 |
2020 | F1 | 小川真太郎 | 差 |
2020 | F1 | 大槻寛徳 | 捲 |
2020 | F1 | 中村浩士 | 差 |
2020 | F1 | 雨谷一樹 | 差 |
複数回優勝があるのは金子幸央と北井佑季。決手は差しが圧倒的に多く、比較的自力のある選手の差しが多い印象だ。
以上を踏まえ、出場予定選手のうちデータ上で優勢な選手を下記に挙げる。
級班 | 選手名(脚質) | 所属府県 | 年齢 |
---|---|---|---|
SS | 脇本雄太(逃) | 福井 | 34 |
SS | 古性優作(両) | 大阪 | 32 |
S1 | 和田健太郎(追) | 神奈川 | 41 |
S1 | 深谷知広(逃) | 静岡 | 33 |
S1 | 浅井康太(両) | 三重 | 38 |
S1 | 三谷竜生(両) | 奈良 | 35 |
S1 | 稲川翔(両) | 大阪 | 38 |
※出場予定選手は4月7日時点