2023/04/03(月) 18:30 0 12
前場所の高松FIで優勝するなど50歳になってもまだまだ元気。今ではもうないが、齋藤登志信と言えば、ふるさとダービーに強いイメージだった。
「GII優勝は2回でGIIIの優勝も2回。FIだったら20回以上は優勝しているんじゃないかな。40代の頃はもういいやってやめようと思ったこともあったけど、やめたところで他に何もできないし、それなら頑張ってこの世界にしがみつこうと選手を続けています(苦笑)。今はこうやって走れることに幸せを感じているし、引退までの課程を考えるのも楽しいですよ」
そして話題は900勝リーチの神山雄一郎のことに。
「昔はそうでもなかったけど、この何年かは神山さんともよく話すようになりました。昨日の前検日に最近どうですか!? って聞いてみたら、『精神的にキツいよ』って言っていて、神山さんクラスでもそうなのかとビックリ。やっぱりファンの声援がプレッシャーになるみたい。番組も毎回良い目標を付けてくれるし、それで結果を出せないのがしんどいんでしょう。ちなみに今月入っている3本の斡旋は全て神山さんと一緒なので、『どこかで決めてください』と言っておきました(笑)」
他の選手とはあまり群れずに我が道を行く齋藤だが、競輪観や考え方はしっかりしており、こういう人の存在も大事だなと改めて感じた。
最後に、どうしてそんなに頑張れるのか聞いてみると、「昔も今も何も変わっていません。地道にコツコツ、同じ気持ちでやっているだけ」と、らしい答えが返ってきた。(アオケイ・長谷川記者)