ガールズ決勝はナショナルチームの佐藤水菜が大本命だが、伏兵の野本怜菜と伊藤のぞみをピックアップしたい。

　まず地元野本の二日目は残り1周をカマシ先行。後ろに入った伊藤に差されたが、梶田舞に捲られない粘りを見せた。「初日は捲ったサトミナ（佐藤水菜）にピッタリマークだったが、恵まれた感があった。二日目の先行で2着に残ったら90点。先行の決まり手も付けたかったし、そこは不満。次は別府のコレクションのトライアル。ナショナルチームのメンバーは欠場みたいだし、少しチャンスがある。2着に入ってコレクションに出場したいですね。その為にも、今回の地元戦は良い流れを作りたい」。

　伊藤は、初の勝ち上がりの１着で、レース後は喜びを隠せなかった。「みんな寒い寒いと言っているけど、冬期移動している、いわき平に比べれば全然寒くない」。元は白衣の天使なので、僕らおじさん記者達から見ると完全に癒やし系。「いや、そんな事はないですよ。私、こう見えて腹黒いですから（笑）。コロナの関係で病院の事を聞かれるけど、勤務先が眼科の手術室。だから病棟の事とか分からなくて」。

　2人共に脚色は良い。優勝は難しくても、確定板に載るのは十分可能だ。