2023/03/05(日) 14:00 0 1
準決7Rは同学年の井上公利をマークした。山本は小川祐司の巻き返しを阻むなど懸命な仕事でガードを図ったが、井上も勝部貴博を相手に脚を消耗しておりもうヘトヘト。
そんな井上を察した山本は、自ら自力に転じて白星を手にした。
「再ドッキングができれば良かったけど、井上君も脚を使っていてきつそうだったので。中途半端に追い上げるならばと思いまくりました。現場判断ですね」と場の状況を読んだ上での仕掛けと強調した。
山本と言えば長らくS級で活躍し自力で勝負をしてきたが、ここ最近は「狙ったような自力は出していない」と追い込み側への転身を目指している。来期S級復帰が決まっており、シフト転換していきたいという。
「今は付けられるところがあれば回っています。どうしても自分でやらないといけないときは前を走りますが、自力を出すとなるとあくまで現場判断で」と目指すところがある。
6日の決勝7Rは単騎で戦うこととなった。
「矢口(啓一郎)さんの自力1車みたいな構成。ただでさえ、矢口さんを中心に勢力図が回っているシリーズなのに(苦笑)。一瞬のスキを突くしかない。まくり? 現場判断ですね。決め打ちというより流れを見てからになりそうです」と総力戦で乗り切るつもりだ。(netkeirin特派員)