2023/02/12(日) 21:30 0 13
前橋競輪場のナイター「オッズパーク杯(FI)」は12日、最終日を迎えた。11レースのA級決勝で優勝した小林潤二に話を聞いた。
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この手のレースを、どう書き、どう伝えるかが記者の技量だと思っている。選手を責めず、それでいて、自分の考えも文章にしなくてはいけない。結果だけを見れば、小林潤二はラインの3番手からの捲り。
だけど、コメントは「北勢の後ろから」で、所謂、切り替え含みで、何かあった時は自分でやる意思表示。
小林潤二は「知人や知り合いのオートレースの選手も応援に来てくれた。地元だし、いつも以上に気持ちも入っていた。それで勝ちに徹した面もある。もちろん、番手がもつれず、スンナリなら直線勝負。だけど、番手が敵の選手になったし、仕掛けさせてもらった。高橋君には申し訳ないと思っているし、次に連係する時は、きっちり援護したい」。
S級優勝はないが、A級優勝は30回以上あり、記念の決勝も1回だけある。誘導員で踊るティックトックの動画はバズったし、ファン思いのエンターテイナー。群馬でも人望のある選手だし、今回のことは大目に見てあげてほしいと思う。(町田洋一)