2021/05/07(金) 14:30 0 1
初日4Rは、別線の栗田万生と松本充生が残り2周前から踏み合う絶好のまくり頃に。よだれが出過ぎてしまったのか、なかなか仕掛けずに見ている者をやきもきさせたが、終わってみればまくり快勝。12場所ぶりに初日1着をゲットした。
3場所前の広島最終日、そして前場所の武雄最終日に失格。現時点のままでは、来々期はA級3班に落ちてしまう可能性が高い。「一戦一戦が勝負です。最低でもあと1点は上げないと。いつもは初日のいい着で満足してしまっていたけど、それではダメ。あと2カ月、このメンタルで頑張らないといけませんね」。良くも悪くも“なんくるないさ〜”レーサーの安谷屋だが、チャレンジ戦がちらついて、さすがに火がついたようだ。しばらくは、いい意味で“らしくない”走りが見られそうだ。
競輪との出会いは高校生の頃。父・稔(みのる)さんに連れられて、小野俊之が優勝した2004年の立川グランプリを現地で観戦。そこから競輪選手を志した。「S級に上がって、父を喜ばせたいです」。まだS級に上がったことはない。まず今期、1、2班の点数を確保して、来期は初S級にチャレンジだ。(netkeirin特派員)