12月22日、伊東温泉競輪場で行われた椿賞争奪戦(GIII・初日)の初日特別選抜は、差した深谷知広(32歳・静岡=96期)が1着、かまし先行した野原雅也(28歳・福井=103期)が2着、追い込んだ中本匠栄(35歳・熊本=97期)が3着に入った。3連単は③-⑧-④で26,510円という配当だった。

　レースは残り2周半で斬った渡邉雄太(28歳・静岡=105期)の番手で深谷と山崎賢人(30歳・長崎=111期)が並走となり、その後ろも団子状態となる中、最後尾にいた単騎の野原が打鐘でかまして主導権を取る展開。不意を突かれた渡邉以下を一気に突き放して最終周回に入っていく。3角を過ぎても野原と後続との差は大きく、そのまま押し切るかにも思われたが、渡邉の番手を守った深谷がゴール前で強襲し、野原を交わして1着を取った。