終わってみれば、やはり地元松浦悠士の優勝だった。

「初日の走りがグランプリの本番だと考えたら、ぞっとしますね(笑)。僕が地元ファンの前で走れるのは3年後だと思うし、良い走りを見せる事が出来たと思う。昨年は完全優勝だったけど、今年は苦しんでの優勝だった。グランプリを見据えて、位置を取るレースが基本。坂井君が追い上げてきたのかと思ったら、研太朗だったのでビックリした(笑)。かなり俊敏でした。研太朗が車間を切っていたので、行くと思ったけど、行かなければ自分で行こうと。流れでああなっただけで、完全別線でしたから。ゴール前は、坂井君に行かれたかと思ったけど、残っていましたね」

　グランプリ本番前に、地元記念と言えども、今月走ったのは松浦悠士だけだし、神様からのプレゼントだったかもしれない。(町田洋一)