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【玉藻杯争覇戦】宿口陽一「赤パンは履いて走る!」

2022/12/02(金) 18:30 1 21

高松競輪の「玉藻杯争覇戦(GIII)」は3日、初日を迎える。12レースのS級特選を走る宿口陽一に話を聞いた。
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今節、唯一のS班の宿口陽一。赤パンの意地を魅せて走りたい。

 競輪祭は体調不良で欠場した宿口陽一。この時点でS班没落が決まってしまった。年末までS班の看板を背負うが、このまま赤パンを履き続ける選手と、脱ぐ選手に分かれる。今回、参加のメンバーで言えば、園田匠は履き続けたし、中川誠一郎は脱いでしまった。

 ここに規定はなく、宿口陽一は「せっかくなので高松記念、伊東記念と赤パンを履いて走る。これは自前でなく、支給されるし、追加注文もすぐに出来る。最後までS班としての責任を全うしたい」。

 さすがに競輪祭の不参加はショックだった様で「落車なら、まだしも、体調不良で欠場とは…」。

 周りのプレッシャーも厳しく、精神的にきつそうな1年だったが「言って貰える環境だったし、そう言う場を与えてもらえた。S班だから出来た事で普通の選手だったら経験出来ない。平原さんの前を回るとか、ダメ出しされて3番手とか…(苦笑)。あとは神山拓弥、平原さん、諸橋愛さん、桑原大志さんには自分の事を思って厳しい事を言ってもらえた。あの4人ほど、精神的に強い選手はいないので、自分の甘さも分かりました」

 関東の若手自力選手が育ってきた。ラスト赤パンでなく、再来年、S班に戻る事も十分考えられる。(町田洋一)

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