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【奈良競輪G3・秋篠賞】"再生ロード"を走り始めた南潤「人の事を気にせず、自分の脚を磨いていく」

2021/04/29(木) 16:00 0 0

奈良競輪「施設整備等協賛競輪 秋篠賞(GIII)」は29日、初日を迎えた。一次予選7Rに出走して、逃げ切った南潤に話を聞いた。

初日一次予選を1着で走り終えた南潤。スランプ時の胸中を記者に明かした。

 鮮烈なデビューを果たし、わずか半年で別府のFI戦で優勝。函館スターライトクラウン(GIII)で優勝し、デビュー298日でのGIII優勝は、新山響平の387日を大きく更新した。当時、深谷知広以上の大物になる予感があったし、今で言う、寺崎浩平山口拳矢町田太我以上の存在だった。だが、それから長いスランプに苛まれることになった。

「あまり競走得点とか意識していなかったけど、102点まで下がると、さすがに気になるようになってきた。町田君は年下だけど、寺崎さんや山口さんは年上。比較対象になり、悔しい思いも経験。ただ、まだ僕も23歳。人の事を気にせず、自分の脚を磨いて行こうと。そんな考えに変わりました」。

 ガールズケイリンの小林綾乃と結婚して第一子も産まれた。「子育ては全部嫁がやってくれるので、あまり手伝う事はないですよ。選手としての僕を大切にしてくれるので、余計な家事とかはやらされない(笑)。育児が一段落したら、嫁も復帰したいみたいなので、ワットバイクとか最近乗り始めた」。

 厳しい掟のある近畿でなければ、一番良い時に自由に走れたかもしれない。ただ、この先の競輪人生を考えた時にはプラスに働くはず。再生ロードを走り始めたばかりだし、また輝く日々がやってくるはず。(町田洋一)

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