脇本雄太が今度こそ白星だろう。多くのファンがそう考えた二次予選Aの11レースだったが、勝ったのは眞杉匠目標の杉森輝大。脇本が3着だった初日8レースに続き、脇本のレースで杉森が1着で高配当を提供した。

「眞杉君が頑張ってくれたおかげ。それだけに、眞杉君が失格になってしまって素直に喜べないですね。自分は1走目、2走目で体の面で課題があって、それをうまく修正できて臨めた」。

　主導権を握って別線の捲りを許さなかった眞杉が3着入線も失格。頼もしい後輩の戦線離脱で喜びは半減だった。初日は長島大介、今度は眞杉と、栃木の自力型の積極駆けに乗ってGIの準決勝まで勝ち進んだ。

「GIの準決勝は初めて。自転車は問題ないけど、もう少し道中で余裕を持ちたいのでペダリングを修正したい」。

　準決勝10レースは同県のS級S班・吉田拓矢を目標。初の舞台でも脇本を2度負かした勝負強さを発揮して決勝進出を目指す。(netkeirin特派員)

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