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【小倉競輪・ナイター】昔は南関の大砲として活躍していた吉川誠

2022/11/13(日) 18:15 0 5

小倉競輪では14日からナイター競輪「富士通フロンテック杯(FII)」が開幕する。初日のA級予選を走る吉川誠に話を聞いた。
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「若い時はとにかく力勝負しか考えていなかった」と話す吉川誠

 競走得点を見ると80点しかない吉川誠だが、昔はバリバリのS級戦士でGの付く舞台でも大活躍。スピードはあったが器用さはなく、今の選手に例えたら、太田竜馬坂井洋みたいな感じだった。

「FI優勝は全部で5、6回。記念の優勝は一度もなくて、決勝に乗ったのが7、8回。一番惜しかったのは市田佳寿浩さんが優勝した佐世保記念で、これはもらった! と思った直後に捲り追い込みで行かれてしまい…。こだわりというわけではないけど、若い時はとにかく力勝負しか考えていなかったので、もうちょっと戦法に幅があったら、記念の1つは獲っていたかもしれませんね」

 またこれは初耳でビックリしたが、2004年に亡くなった名レーサーの東出剛(54期)さんと最後に連係したのが吉川だったという。

「親王牌の二次予選ですね。今でもよく覚えています。結果は逃げた僕が直線で沈んで着外、東出さんは失格でした。前から体調が良くないというのは聞いていたけど、あれが東出さんの最後のレースで、亡くなられたのはその数ヶ月後。あの時代の南関は、東出さんをはじめ個性的なマーカーがたくさんいたので、色んな意味で鍛えられました」

 南関地区の大砲として数々の修羅場をくぐり抜けてきた吉川も気が付けば41歳。自力の決まり手もほとんどなくなり、チャレンジ降格に片足を突っ込んでいる状況だが、このまま終わる男ではないし、もうひと頑張りしてほしい。(アオケイ・長谷川記者)

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