奥井迪は9月のティアラカップで待望のビッグレース初Vを飾り、グランプリ出場の当確ランプも灯した。

　しかし「最後まで休まずに走り切りたいので」とその後もコンスタントにレースに参加。賞金をコツコツと積み重ねていったが、同時に疲労も蓄積していき、「10、11月はちょっとヒドいですよね(苦笑)」と勝ち切れない日々が続いている。

「疲労もそうだけど、セッティングや乗り方もかみ合っていない感じで。踏み方が悪いから体の張りもいつもより早くきて(同じ距離を駆けても最後まで)持たなくて…。それでも(原因が)なんとなくわかってきたので中3日はしっかり修正して、やるべきことはやってきた。一番いい頃と比べるとまだだけど、前回よりはいいはず。しっかり応えられるように頑張ります」。

　今シリーズは初日から奥井らしいパワフルな走りを見せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)