2022/10/23(日) 16:15 0 2
前橋競輪の「第31回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」が23日に最終日を開催。優秀9Rを制した山崎賢人に話を聞いた。
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山田英明にスタート取りを託した山崎は、吉田有希を突っ張ることしか頭になかった。それはここまで今シリーズの3走分の戒め的な意味合いがあったという。
「連日、出切ったところを叩かれていましたから。最終日はもう誰も出さずに駆けるつもりでした」。
残り2周半、青板バックで吉田を突っ張り切った時点でほぼほぼ勝負はあった。たやすく中団をキープした三谷竜生も、山崎のペースに手を焼きまったく車が出なかった。番手の山田英明と3番手の園田匠も丁寧な仕事で山崎をノビノビと駆けさせた。「ライン3人で決まったのが何よりでした」としっかりとワンツースリーを決めて納得していた。
ナショナルチームに在籍している関係で、競輪は11月の小倉競輪「朝日新聞社杯競輪祭(GI)」まで走らない見込み。
「競輪は走れないけど、引き続きトレーニングをしているし、競輪祭は十分に戦えると思います」と地元、九州地区のGIへ向けて前を向いた。(netkeirin特派員)