2022/10/23(日) 16:00 0 3
前橋競輪の「第31回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」が23日に最終日を開催。特選7Rを制した永澤剛に話を聞いた。
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永澤は普段から控えめでコメントも慎重。たとえ勝っても「いやいや、全然よくないですよ」や「展開に恵まれただけでたまたま」など弱気なことを言うため、ネガティブなキャラクターが定着している。だが、今回ばかりは共同会見場に現れるなり「高配当を演出しました!」と胸を張った。
レースは寺崎浩平と山口拳矢の同期対決が中心の実質2分戦。気配を隠した永澤が両者の叩き合いをシャープな踏み出しでまくり切った。若手との戦いを制し3連単28,750円を供出したため気分は良い。
「(前のやり合いを)いいぞ、いいぞと思いながら走っていました。勝つには先行争いがないときつかったけど、相手の自力は俺に捲られてショックだったでしょうね(笑)」。
9月の当地FIでもタテ脚を繰り出して優勝したように、まだまだ自力で動く脚力を秘めている。そこを指摘されると「んっ…。いやいや、バックや決まり手はできれば付けたくないんです。自力? いやいや、番手の方がいいです。自分の自力はぜんぜん」と自力回帰を猛然と拒否し、いつもの永澤に戻っていた。(netkeirin特派員)