2022/10/09(日) 16:30 0 1
11日に開幕する弥彦競輪「弥彦王冠記念・報知新聞賞(FI)」はS級戦、A級1・2班戦、ガールズケイリンが行われる。今節の見所は以下の通り。
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まずS級戦は、関東の大会であるし、菊池岳仁と武藤龍生のラインを本線とみたい。菊池はナショナルチームを卒業して競輪1本の生活。組み立てに難はあるが、ビッグレースでも突っ張り先行は武器になっている。もう少し柔軟な攻めが出来れば、養成所を早期卒業した偉才を発揮する。
これは何度も書いているが、武藤龍生は年齢より老けて見える、おじさん顔。走りも昭和だし、この時代遅れ感がたまらない。菊池が長い距離を踏み、武藤が番手で仕事をする絵が思い浮かぶ。
次の評価が坂本貴史と和田圭の北日本ライン。坂本貴史は考えた走りをやるし、和田圭は勝負モードに入れば、もっと熱く走れるマーカーだ。混戦を演出すれば小川真太郎と柏野智典の中四国コンビにもワンチャンスある。
A級戦は追加で入った寺沼拓摩や木村皆斗が点数を持っている。寺沼拓摩には埼京で伊藤亮、木村皆斗には茨城同士の梁島邦友が追走して別線になりそう。
西ラインは今野有樹、吉松直人、二條祐也が主力級。北日本は佐藤佑一が特選シードのメンバーだ。
ガールズケイリンは太田美穂の完全優勝が有力。他に強力な同型が不在で自分のペースに持ち込める。基本は自力だが、自在の動きも兼ね備えている。
次の評価が山口真未でコンスタントに決勝進出。8月開催の小倉で優勝の実績もある。レース巧者の當銘直美や自力選手の飯田風音が一発を秘める存在だ。(町田洋一)