2022/09/17(土) 13:15 1 16
名古屋競輪場の「第38回共同通信社杯(GII)」が17日に2日目を開催。2Rを走った荒井崇博と瓜生崇智の九州コンビに話を聞いた。
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九州軍団は伊藤颯馬がキップよく風を切り、併走をしのいだ荒井が車間を切り、瓜生が内を締めて続いた。伊藤のカカリもよく、荒井に絶好展開が訪れたかに思いきや、ゴール寸前に瓜生がわずかに伸びて荒井を交した。
記者共同会見場に姿を現した荒井は、本来なら、1着を獲って待望の通算500勝達成会見となるはずだっただけに、少々面白くなさそうだ。
「この間、武雄に合宿に来たから稽古を付けてやったんだ。後ろから抜かれるとは。敵は真後ろにいたよ(笑)。俺は500勝ぞ」。
そんな恨み節をぶちまけていると、背後から申し訳なさそうに瓜生が顔を出した。「ごめんなさい! こんなに気まずい1着は初めてです。でもボク、6番車だといつもより頑張っちゃうんです」と反省をしているフリをして荒井に弁解した。
さらに荒井は、netkeirin特派員の姿を見つけると「ほら、そこに、オレが1着を獲れなかった事をうれしそうに書く記者がいるな」と毒ガスを噴射して控え室へと引き上げた。
その後1人になった瓜生は、カメラ撮影の際「恩を仇で返した表情(笑)。どうせなら、歯も出しちゃおう」と満面の笑みで応じた。(netkeirin特派員)