2022/09/16(金) 20:15 0 12
16日から名古屋競輪場で「第38回共同通信社杯(GII)」が行われている。2日目の9Rで連係する中本匠栄と小倉竜二に話を聞いた。
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取材ゾーンの端っこの方で中本匠栄が「本当に僕でいいんですか!?」「やめた方がいいですよ!?」と小倉竜二を説得(?)している場面に遭遇。
2日目に行われる二次予選B(9R)は吉田拓矢の完全先行一車で、中四国九州は中本匠栄-小倉竜二-桑原大志の結束となったのだが、どうやら中本はあまり自信がないようで、それで「僕でいいんですか!?」と確認していたのだ。
小倉:みんなが、たん、たん、たんじゃレースにならん(たん=単騎という意味)。自分でやったところで何もできないし(中本の)後ろに付いてます。今までの連係回数も多いんで。
中本:連係は確かに多いですけど、ただ多いだけで、実績はほとんどないじゃないですか(苦笑)。しかも今の僕はほぼ追い込みなのに…。小倉さんが期待するようなレースはできませんよ!?
小倉:構わん、構わん。よろしくな。じゃ!
2人のやり取りはこんな感じであっさり終わり、1人残された中本は「自動番組キツいな〜」「こんなはずじゃなかったのに〜」と泣き笑いの顔をしていたが、その後、桑原大志も挨拶に来て「よろしくね」と言われると、さすがに腹を括ったようで、「やれることをやる。それだけですね。車番も悪いし、できるレースは限られるけど、今ある力で精一杯頑張ってみます」と前を向いた。
この時点では分からなかったが、三重の坂口晃輔が最後に「吉田君ジカ」とコメントを出したので、吉田の後ろは初手から大競り。これなら中本にもチャンスはあるし、オグリューの突っ込みも十分ありそう。(アオケイ・長谷川記者)